『traveler』と『traveller』。
日本語も漢字でたまに迷うように、英語もスペルがややこしいものがあります。
トラベラー(旅人)は、どちらが正しいのでしょうか?
- travelerとtravellerどっちのスペルが正しいの?
- travelの意味と使い方が知りたい!

国による違いが英語のおもしろさの一つ!
travelerとtraveller 正しいスペルは?
実は、『traveler』『traveller』どっちも正しいんです!
これはアメリカ英語かイギリス英語かの違いです。
日本の英語教育はアメリカ英語を基礎としているので、多くの方が『traveler』のスペルで習っていると思います。
一方、『traveller』はイギリス英語のスペルです。「Lは2個も要らないよ!」と思う方もいると思いますが、『traveller』にしても間違いではありません。
よって、このようにどちらで書いても正解です。
- 彼は(色んな国や場所を回るのが好きな)旅人だ。
- He’s a traveler. ○
- He’s a traveller. ○
travelingとtravellingはどっちが正解?
『traveling』と『travelling』も両方OKです。
先ほど同様、アメリカではLが1つ、イギリスではLを2つ付けるのが好まれます。
例えば、
- わたしは旅をして回るのが好きです。
- I love traveling. ○
- I love travelling. ○
travelとtravell は両方使えるの?
この流れでいくと、「両方OKです!」と言いたいところなんですが、ここでトラップです。(笑)
travelは使いますが、travellは使いません。
それもそのはず、Lが2つの『travell』は存在しないんです。
erを付けたり、ingを付けるときにLが2つになるだけで、基本の動詞は『travel』だけなので、気を付けましょう。
- 色んなところ旅行するのが好きですか?
- Do you like to travel? ○
- Do you like to travell? ×

ちなみに、過去形はtravelledでもOK!
『travel』の意味と使い方
さて、『travel』の意味と使い方についても見ていきましょう。
よく使われる意味は2つです。
- (色んなところを)旅する、旅行する、回る
- (音や声などが)伝わる、伝達する

順に見ていきましょう。
(色んなところを)旅する、旅行する、回る
『travel』の一番基本的な意味ですね。使い方も難しくありません。
ただし、日本語の「旅行する」よりも「(色んな国や辺ぴな場所を)旅する、回る」みたいなニュアンスの方が強いです。
例えば、
- 世界中を旅して回りました。
- I traveled / travelled around the world.
(音や声などが)伝わる、伝達する
『travel』の基本的な意味から、「(音や声が)旅する→(音や声が)伝わる、伝達する」みたいなイメージです。
例えば、
- 君の声が(うるさくて)ドアを通り超えて聞こえてきたよ。
- Your voice was traveling / travelling through the door.

個人的に好きな言い回しです。
まとめ
- 『traveler』はアメリカ英語、『traveller』はイギリス英語のスペル!
- 『travel』という動詞は存在するが、『travell』は存在しない!
- 『travel』は「旅して回る、伝達する」などの意味がある!
いかがでしたでしょうか?
イギリス英語とアメリカ英語の違いは発音だけでなく、スペルの違いにも表れます。
特に、『travel』の2つ目の使い方はネイティブ感が出るので、ぜひ使ってみてください!
それでは皆さん、have a good one!
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